先に、「金運はお金とめぐり合うパワーである」といいました。このパワーの強弱により、金運の良い悪いが決まることになります。お金は、世の中を常に流れているわけですから、言い換えれば、金運アップとは、市場に出回っているお金をつかみ取る力をアップさせることといえます。
そして、金運をアップさせる具体的な方法が、金運アップ術です。お金に関する具体的なノウハウとして、巷には「節約術」や「脅威の貯蓄術」などがたくさん紹介されていますが、金運アップ術はこうしたものとは明らかに違う種類の話です。
例えば、「節約術」には、「風呂の残り湯で洗濯をする」「電気の節約にはコンセントを抜く」といったノウハウがあり、実際に残り湯で洗濯すれば1カ月で増やせる金額を具体的にイメージすることができます。ノウハウと実際に節約したり生み出されるお金に、論理的に説明できる因果関係があるわけです。
しかし、金運アップでは、ノウハウと生み出されるお金の間に、必ずしも論理的に説明できる関係があるわけではありません。もちろん「部屋を片付ける」「財布にはお札を下向きにしまう」といった具体的なノウハウはありますが、こうした行動が本当にお金を増やしたかどうかを知ることは難しいですし、因果関係を説明することは難しいでしょう。
「お金を増やす」というさまざまなノウハウの中で、金運アップ術が他と決定的に異なる点は「抽象的である」ことです。このため見方によっては、まじない的ないかがわしさを感じる方も少なくないと思います。 ですが、金運アップのノウハウにも根拠があるのです。
例えば、スランプなどの悪い状態から抜け出したいと、普段とは違う行動を取るなどして気持ちを切り替えることかありませんか。金運アップも同じことです。金運が悪いというのは、お金をつかむ力が弱い状態です。
そこで、金運アップ術により、お金に対する考え方や気持ちをプラスの方向に変えるのです。 結局、運気のいい悪いは心の持ちようで決まるものです。風水や家相学も同じようなメカニズムだと考えられます。
風水で「西に黄色いものを飾れば、金運が上がる」というのも、一見、おまじないのように思えますが、長い知識と経験の積み重ねから、家の内装を変えることによって、そこに住むあるいは訪ねてくる人間の心理状態を良い方向へ導くことで開運していこうというものなのです。
人間、前向きに考えれば環境や行動もプラスの方向に進みます。金運アップとは人の思考をプラスの方向に変えるためのノウハウであり、心理学や行動学などで説明できるものも多く、単なるおまじないではなく、むしろ風水や家相学に近いものであるのです。
まとめ
・金運アップは、一見根拠がないように見えるが、人間の思考をプラスに変えていくことで開運していく方法である。 |
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